平日の市街地は,人も少なく,街自体がすでに寝静まったかのような印象を与える時間。
どこからか,口笛が聞こえる。
どこかで,聞いたメロディ。
それは,尾崎豊の「I Love You」だった。
どこで誰が・・・?
パレオのエスカレーターを降りていくと,急に音が近くなった。
音は,エスカレーターの下の道路から,私が行こうとしている方向へ向かっている。
・・・あっ,今,目の前を過ぎた,中年リーマンだ。
それはなんだか意外な光景で,私は一瞬,不思議な感覚にとらわれた。
くたびれたスーツに不似合いな,穏やかで切ないメロディ。
尾崎のイメージとは,それは,あまりにかけ離れていた。
でも。
「あぁ,そうか。」と思った。
いくつになったって,心の灯は,消えないんだな,きっと。
それってなんだか,勇ましくてカッコいい。
・・・がんばれ,リーマン。
今週も,あと少し。
2007年06月08日
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